手軽に作れておいしく、栄養たっぷりな「ゆで卵」!
「ゆで卵」は、ゆで時間を調整するだけで、「半熟」、「固ゆで」など、いろいろな楽しみ方をできます。
今回は。その方法についてご紹介したいと思います。
ゆで卵の栄養
卵には、「タンパク質」、「脂質」、「ミネラル」、「ビタミン」などが豊富に含まれていますが、その中でも特筆すべき点は「タンパク質」です!
卵は、タンパク質の優良性を表す「アミノ酸スコア」が最高点の100なんです!
たまごのたんぱく質は、それだけ良質なものだという事です!
アミノ酸スコアとは
アミノ酸には、「不可欠アミノ酸(必須アミノ酸)」と呼ばれる、体内では合成されずに、食品から摂取する必要のある9種類のアミノ酸が存在します。
- メチオニン
- バリン
- フェニルアラニン
- スレオニン(トレオニン)
- ヒスチジン
- リシン
- ロイシン
- トリプトファン
- イソロイシン
アミノ酸スコアとは、この9種類のアミノ酸が必要量に対してどのくらい含まれているのかを、0~100の数値で表したものです。
ゆで卵の作り方
簡単に作れて栄養たっぷりなゆで卵ですが、作り方次第で「半熟」、「固ゆで」、「温泉卵」が作れます。
卵が固まる温度の違い
卵の可食部は黄身と白身から構成されていますが、それぞれの固まる温度が違います。
- 黄身は、65℃で固まりはじめ、70℃で完全に固まります。
- 白身は、60℃で固まりはじめ、65℃で流動性がなくなってきて、80℃で完全に固まります。
ゆで時間に加え、この固まる温度の違いをうまく利用して、3種類のゆで卵の作り方をご紹介します。
固ゆでのゆで卵
固ゆでのゆで卵は、そのまま食べるのはもちろん、サラダのトッピングやタルタルソースの具材としても使用できます。
タルタルソースについて、過去に記事にしたことがありますので、興味のある方はこちらもご覧ください!
また、固ゆでのゆで卵は、一番簡単に作ることができます!
①まずは、鍋にたっぷりのお湯を沸かします。
②お湯が沸騰したら、卵を投入し、ゆでます。
ゆで時間は、12~13分くらいで、固ゆでのゆで卵が完成しますが、ゆでる環境によって少し変わってくると思いますので、不安な場合は少し長めにゆでればいいと思います。
半熟のゆで卵
半熟のゆで卵は、味付け玉子を作る際の材料としてぴったりです!調味料につけるだけで、ラーメン屋さんのような味付け玉子ができたり、薬味と一緒に漬け込むことで、今話題の「麻薬たまご」なども作ることができます!
半熟のゆで卵は、ゆでる工程までは固ゆでのゆで卵の作り方と全く一緒です!
ただ、ゆで時間に気を付けなくてはいけません。
ゆで時間は、大体、6分~9分くらいです。これ以上ゆでてしまうと、固ゆでになってしまうので、しっかりタイマーなどを使って時間を図る事をおすすめします!
半熟のゆで卵は、6分~9分のゆで時間の中でも、黄身がとろとろの物、固ゆでに近いものなど調節が可能なので、好みの時間を見つけてみてください!
写真はゆで時間7分で作ったものです。
温泉卵
今回紹介する3種類の中で一番難しいのが、温泉卵です。
温泉卵は、先述した卵が固まる温度の違いを利用して作ります。
白身に流動性がなくなり、黄身がちょうどよく固まり始める68℃を30分ほどキープするのがベストです。低温調理機を持っていれば温度のは簡単にできますが、そうでない人も多いはず…
そこで、
家庭用の鍋で、温泉卵に近いものが簡単に作れる方法をご紹介します。
①鍋にたっぷりのお湯を沸かす。
②沸騰したら火を止め、卵を投入する。
③15分放置する。(この時、蓋はしません。)
この方法で作ったものがこちらです。
見た目は完全に温泉卵です!
温泉卵に比べると、少し黄身がとろとろしていますが、だし醤油と一緒に食べると絶品です!
シーザーサラダのトッピングとしても相性ピッタリです!
この他にも、温度を合わせて蓋をして放置したり、保温ジャーを使用する方法もあるみたいですが、一番簡単に作れる方法として、今回のレシピをご紹介しました!
最後に
今回は、3種類のゆで卵の作り方をご紹介しました。
家庭で簡単に作れて、栄養たっぷりで他の料理との相性もいいので、ぜひ作ってみてください。
最後までご覧いただき、ありがとうございます!
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