夏が旬の食材!いろんな調理でおいしい!「ナス」

今回は、夏が旬の食材「ナス」についてご紹介します!

目次

ナスについて

ナスは、ナス科ナス属の植物で、紫色で特徴的な見た目ですが、味にくせが少なく、様々な調理方法で楽しむことができます。

ナスの旬について

一般的に、ナスは初夏~秋にかけて旬を迎えるといわれています。

収穫時期によって、大体9月頃を境にそれ以前に収穫されたものを「夏ナス」、それ以降の物は「秋ナス」と呼ばれています。

夏ナスと秋ナスでは、同じナスでも少し違いが出てきます。

夏ナス
秋ナス
  • 皮が厚い
  • 水分が少なめ
  • 実が詰まっている
  • 種が多め
  • 熱を加えても煮崩れしにくいので、煮物やスープなどに適する
  • 皮が薄い
  • 水分が多め
  • 柔らかい食感
  • 種が少なめ
  • 柔らかさを生かした料理(てんぷら・焼きナス)に適する

このような違いが生じる背景には、成長する時期の環境に影響されるという点があります。

「夏ナス」は、気温が高く日差しが強い環境で成長するため皮が厚く身が締まり、「秋ナス」は昼夜の寒暖差が大きく、日差しがやわらかくなってから育つため、皮が薄く柔らかく育ちます

おいしいナスの選び方

ナスを選ぶときは、以下の事に注意してください。

  • 皮にツヤ・ハリがあるもの
  • 傷や褐変がないもの
  • ヘタやがくがしっかりしているもの
  • 重みがあるもの

どれも簡単に確認することができるので、購入する際の参考にしてみてください!

ナスの栄養素について

ナスは約90%が水分で組成されていますが、カリウム、食物繊維、葉酸、β-カロテンが含まれます。

ナス100g当たり:エネルギー18kcal、水分93.2g、食物繊維総量2.2g、カリウム220mg、葉酸32㎍、β-カロテン当量100㎍ 出典:文部科学省/日本食品標準成分表(八訂)増補2023年

そのほかの部分で注目したいのが、「ナスニン」「クロロゲン酸」です。

ナスニンは、皮の色素成分で、ポリフェノールの一種です。抗酸化作用があり、生活習慣病を予防する効果が期待できます

クロロゲン酸もポリフェノールの一種で、ナスの切り口が茶色くなる原因のものですが、活性酸素の生成を抑え、老化やがんを予防したり、血圧や血糖地の正常化に効果が期待できます

ナスの食べ方

ナスは、クセの少ない食味のため、和食・洋食・中華などどの分野でも、様々な調理方法でおいしくいただくことができます。そんな中でも、おすすめの食べ方をご紹介します!

  • 焼きナス・・・魚焼きグリルで作るのが簡単でおすすめ!とろとろの食感!
  • 味噌汁の具材・・・「ナスニン」、「クロロゲン酸」が水に溶けやすい性質のため、すること食べる事ができる調理方法がおすすめ!
  • マーボーナス・・・癖の少ない食味と濃い目の味付けの相性抜群!ご飯によく合う!

この中でも、特にマーボーナスがおすすめです。

おすすめできる点として、ナスニンやクロロゲン酸が溶け込んだ調味液ごといただけます。

また、カットの仕方を工夫することで、ナスが嫌われる原因の一つである「食感」がとろとろになり、苦手な人でも食べやすいです。

ナスのカットの仕方は、基本的には乱切りで調理することが多いと思いますが、私は縦に薄切りする事をおすすめします!

縦に薄切りにしたものをあらかじめ多めの油で炒めることによって、よりとろとろの食感になります。

また、縦に薄切りにすることで、たれとひき肉をナスでくるんでいただくという食べ方もできますのでおすすめです!

乱切りには食感が残りやすいというメリットもありますので、ナスの食感を楽しみたい方は乱切りで作る事をおすすめします。

カットの仕方ひとつでいろいろな楽しみ方ができるのも、ナスの魅力の一つです!

最後に

今回は、「ナス」についてご紹介しました。

ナスニン・クロロゲン酸などのポリフェノールが豊富で、食味のクセが少なく様々な調理方法で楽しめる食材です。

現在は一年中手に入りやすい食材になってきていますが、特に旬の季節に安く売られている期間は、ぜひ、いろいろな調理方法で楽しんでみてください!

最後までご覧いただき、ありがとうございます!

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この記事を書いた人

食べることが大好きなアラサー社会人!
学生時代に栄養士免許を取得
卒業後から現在まで食品系の企業で勤務

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